情報システムが様々なビジネスシーンを支え、社会的ニーズをより豊かに叶えるツールとなりつつある現代、それらを企画設計し開発・運用・保守に携わるシステムエンジニアの存在はあらゆる業界において欠くことのできないポジションとなっています。

システムエンジニアは今や時代や社会が求める人とコンピューターとのインターフェースであり、その仕事はクリエイティビティーに満ちています。時代の技術的スペシャリスト性を持った専門職は新卒や未経験者からも人気がある職業のひとつです。

 近年、IT業界内では「グローバル」がキーワードになり、システムエンジニアたちにも海外とのコミュニケーションをとれる語学力が多くの企業で求められるようになりました。ネットビジネスの海外進出も進み、国内でも特に金融系のシステムエンジニアにとって英語力は習得しておきたいスキルのひとつとなっています。こうした流れもあり、システムエンジニアの中には海外で働きたい…と考える人も少なくないようです。実際、欧米・アジアに海外転職を成功させたエンジニアもおり、自分が持つスキルを活かしてグローバルに活躍することも夢ではありません。

海外への転職を成功させるための最大の課題になるのは就労ビザの問題です。海外で企業から給与を得て働く場合には就労ビザが必要になります。ビザ取得のためには各国条件があり、それをサポートしてくれる企業を見つけることがキーになります。現地企業の場合、非常に高い学歴や特殊なスキルを持っていないとビザサポートは難しく、また、外国人就労を緩和すると現地の雇用にも影響するため就労ビザ取得には、各国一定の高いハードルを設けているのが一般的です。 このビザの問題をクリアするために狙い目なのが現地の日系企業です。 現地での採用の場合、日本の雇用条件と異なる(例えば保険や年金の積立がないなど)部分はありますが、ビザの心配なく国際的な雰囲気の中で仕事をすることができるでしょう。現地の日系企業の場合、日本人と現地のスタッフがおり、あまり気負いすることなく海外で働くことをスタートできるでしょう。ある程度海外の生活にも慣れ、向こうの就労条件や雇用事情などがつかめるようになれば現地・外資企業に転職してステップアップしていく道もひらけるはずです。

 海外への転職は、語学・生活・ビザ・異文化など仕事以外の面でクリアにしなければならない壁が多く決してやさしいものではありません。しかし強い意志を持って進むことで必ずチャンスはあり、その末に得られる結果は自分の大きな成長につながるはずです。