システムエンジニアの働き方には大きく3タイプあり、ひとつは一番一般的なIT関連の会社に就職してクライアントとなる企業でその企業ニーズにあった情報システム開発に携わるシステムエンジニアです。また情報システムの開発・運用・保守など今まで前述したシステムエンジニアに外注してきた仕事は企業内で内製化する動きが活発になっており、企業のIT部門部署に所属しその企業の情報システム業務を行う社内システムエンジニアもあります。そして完全に独立した形を取るフリーランスのシステムエンジニアです。

フリーランスという働き方は働き方のひとつとして魅力的なものがあり、フリーのシステムエンジニアの場合、仕事をする時には情報システムの仕事を斡旋してくれる会社や仕組みが出来上がっているため、他の職業の人がフリーランスで仕事をしていくよりは生計を立てやすい業界ではあるようです。フリーランスという就業形態を取ることで仕事とプライベートの両立を図り、仕事を選ぶことも可能です。報酬を上げたい場合には目一杯働くことで成果に見合う報酬を得ることができ、フリーといういわば実力勝負の厳しい環境で自分を試すこともできるでしょう。特にITが様々なビジネスシーンを支え、社会的ニーズをより豊かに叶えるツールとなっている現代、システムエンジニアは売り手の市場にあります。景気の回復で企業のIT分野への投資欲が高まれば、尚一層ITエンジニアは人手不足となり、好きな仕事だけを選ぶことができる優位な立場を取ることができるでしょう。

 しかしながらフリーランスという働き方にデメリットがあることも認識しておく必要があります。フリーランスのシステムエンジニアが直面する最大の悩みは不安定な将来性です。もちろん年功序列制から成果主義への移行が強まり、もはや終身雇用制も崩壊した現代において企業に所属していることが安定しているとは言い切れないものの、やはりどこかに帰属することで得ることができる保証や安定性は否めません。特にIT業界は技術流動が激しく、求められるスキルは日々進化した新しいスタイルです。30代位までは自分一人で技術の研鑽・維持ができたとしても、その後老化していく脳や身体にムチ打って新しい知識を継続的に習得していくことは容易ではありません。年齢やそのキャリアに応じた仕事を獲得していくには、組織的に割り振られた業務を全うすることによって形成されていく部分も多分にあるのです。

 フリーランスで働くメリット・デメリットを見極めキャリアダウンにならない働き方を選択していくことが大切です。